ベルギーGP 2024:ラッセル失格でハミルトンが優勝
スパで1ストップ作戦のラッセルがトップでチェッカーを受けたが、メルセデスの車両が重量不足で失格。ハミルトンが勝利を手にし、2位ピアストリ、3位ルクレール。
7月28日にスパ・フランコルシャンで行われたベルギーGPは、トップでフィニッシュしなかったルイス・ハミルトンの優勝となった。メルセデスのチームメイト、ジョージ・ラッセルは1ストップ作戦で0.526秒先にチェッカーを受けたが、車両が最低重量を1.5kg下回っていたため失格となった。マクラーレンのオスカー・ピアストリが2位に、ポールスタートのシャルル・ルクレールが3位に繰り上がった。
コースで勝ち、計量で負けたラッセル
マックス・フェルスタッペンはウエットの残る予選でほぼ0.6秒差のトップタイムを記録したが、今季5基目のエンジン(ICE)投入による10グリッド降格で11番手スタートとなった。これでポールはルクレールに回り、隣にはセルジオ・ペレスが並んだ。ハミルトンは3番手、ラッセルは6番手からのスタートだった。
ハミルトンはスタートでペレスをかわし、3周目にケメル・ストレートでDRSを使ってルクレールからトップを奪った。上位勢の多くは2ストップだった。ラッセルは早めにハードタイヤへ交換し、メルセデスはそのセットのままチェッカーまで走らせた。ピアストリが2回目のピットストップを終えると、ラッセルが先頭に立った。
ハミルトンは27周目に2回目のピットストップを行い、新しいタイヤでチームメイトを追った。最後の4周は1秒以内に迫ったものの、レ・コームで仕掛けを決めきれず、トップ3は1.173秒差の中でフィニッシュした。そして計量。ラッセルの車両は当初798kgの規定値ちょうどを示したが、残りの燃料を抜き取ると796.5kgだった。
メルセデスはスチュワードに対し純粋なミスだと認め、63号車はリザルトから除外された。ハミルトンにとっては通算105勝目、今季2勝目。キャリア3勝目を手にしていたはずのラッセルは、無得点でスパを後にした。
ハミルトン対ラッセル、そのほかのチームメイト対決
メルセデス。予選はハミルトンが4番手、ラッセルが7番手で、土曜日の1ポイントはハミルトンのものだ。日曜日は失格のため我々のモデルでは対象外となり、ラッセルのレースはF1 Duelsでもカウントされない。2人の直接対決は依然ラッセルがリードしており、予選10–4、決勝7–4となっている。
マクラーレン。ランド・ノリスは予選でピアストリを0.046秒上回ったが、決勝では敗れた。ノリスはまたもスタートで出遅れて7番手に落ち、2周目にはシケインで大回りし、最後までリズムをつかめなかった。ピアストリは遅い2回目のピットストップを挽回し、終盤にルクレールを抜いた。2人の対決は土曜日がノリスの11–3だが、決勝は我々の集計で9–5と差が縮まっている。
レッドブル。ペレスは4月の中国GP以来となるフロントロースタートだったが、7位に終わった。スタートでハミルトンに2番手を奪われ、バッテリーのトラブルを訴え、終盤にはカルロス・サインツにも抜かれた。フェルスタッペンは11番手から4位まで上がった。フェルスタッペン対ペレスはF1 Duelsで予選14–0、決勝11–0となった。
ハース。ケビン・マグヌッセンは14位で、ニコ・ヒュルケンベルグより4つ上。今季、決勝でチームメイトに勝ったのはまだ2回目だ。ヒュルケンベルグ対マグヌッセンは予選12–2、決勝11–2。ザウバーの周冠宇は油圧トラブルで早々にリタイアしたため、バルテリ・ボッタスとの対決はカウントされない。
チャンピオンシップへの影響
フェルスタッペンは277ポイントで夏休みに入り、ノリスとの差は78ポイント。ルクレールが177ポイントで3位、ピアストリに10ポイント差をつけ、サインツが162ポイント、ハミルトンが150ポイントで6位。ラッセルは116ポイントのまま。週末のすべての判定はベルギーGPの対決ページで確認できる。