2026年イギリスGP:ルクレール優勝、アントネッリのメルセデスにトラブル
シルバーストンでルクレールが1コーナーから首位を守り、追うアントネッリのマシンが故障。ラッセルはチームメイトとの差を25ポイントに縮めた。
シャルル・ルクレールが7月5日(日)、シルバーストンで行われたイギリスGPを制した。2番グリッドからスタートで首位に立ち、セーフティカーの後ろでチェッカーを受け、ジョージ・ラッセルに0.427秒差をつけた。3位はルイス・ハミルトン。ルクレールにとって通算9勝目、シルバーストンでは初勝利で、2024年10月のオースティン以来の優勝となった。フェラーリにとってはF1通算250勝目だ。
ルクレールはいかにしてイギリスGPを制したか
スプリントを制してポールポジションも獲得したキミ・アントネッリだったが、2台のフェラーリが好スタートを決め、1コーナーまでに2つ順位を落とした。ハミルトンは良すぎるほどのスタートで、シグナル前に動いたとして5秒ペナルティを受けた。アントネッリは11周目のコプスでハミルトンを抜き、ルクレールの約4秒後方に落ち着いた。
ピットストップの間、アントネッリが数周にわたって首位に立った。自身のピットストップ後はフェラーリから7.5秒差だったが、41周目には3.1秒まで詰めていた。そのとき彼は問題を無線で訴えた。メルセデスが見つけたのは、左フロントのホイールシールドの破損だった。追加の2回のピットストップとトラックリミット違反による5秒ペナルティを経て、ランキング首位はポイント圏外でレースを終えた。
決着はイエローの下でついた。48周目にマックス・フェルスタッペンがストウでスピンしてグラベルに飛び出し、セーフティカーが出動。ルクレールとハミルトンはソフトタイヤに交換したが、それ以前にスローパンクチャーでタイムを失っていたラッセルはステイアウトし、ハミルトンの前の2位に浮上した。セーフティカーは最後まで入らず、最終ラップのバトルはなかった。ルクレールは勝利を「信じられない」と表現しつつ、夢見ていた結末ではなかったと認めた。
チームメイト対決:ラッセル対アントネッリ、ルクレール対ハミルトン
F1 Duelsでは、各ドライバーを同じマシンに乗る唯一の相手と比べる。シルバーストンでは記憶しておくべき4つの結果が出た。全対決はイギリスGPのページで見られる。
メルセデス。アントネッリは予選の直接対決に勝ち、決勝は壊れたパーツのせいで落とした。ラッセルは大事なポイントを手にし、2人のランキング差は25ポイントに縮まった。我々の集計では、2人の2026年の対決は決勝で4–4の五分、予選ではアントネッリが5–4でリードしている。
フェラーリ。ルクレールは土曜も日曜もハミルトンを上回った。フライングでハミルトンは5秒を失い、セーフティカー中のピットインで2位も失った。それでも自身16回目となるイギリスGPの表彰台を獲得し、イエローフラッグ違反は戒告で済んだため表彰台は守られた。今季は予選でルクレールが6–3とリードしているが、決勝では依然ハミルトンが5–3でリードしている。
レッドブル。アイザック・ハジャーは予選でフェルスタッペンを上回り、グリッドは5番手対7番手。日曜はフェルスタッペンが早い段階で彼を抜いたが、その後ストウですべてを失った。ハジャーはピットストップに時間を要しながらも5位でフィニッシュ。我々の集計では、これが今季決勝でフェルスタッペンに勝った初めてのレースとなり、対戦成績は1–4となった。
マクラーレン。ランド・ノリスは予選6番手で、オスカー・ピアストリより2つ上。決勝はオープニングラップで決まった。ピアストリはスタートでリアム・ローソンと接触し、1周目の終わりにフロントウイングを交換。11位に終わった一方、ノリスは4位まで挽回した。2人の直接対決は予選が5–4、決勝が3–2でいずれもノリスがリードしている。
後方ではレーシングブルズが2台そろって入賞し、ローソンが6位でアービッド・リンドブラッドの前。フランコ・コラピントは19番グリッドから9位に入り、アルピーヌのチームメイト、ピエール・ガスリーの1つ前でフィニッシュした。ガスリーは走行妨害による3グリッド降格で15番手スタートだった。
選手権への影響
アントネッリは179ポイントで首位を守ったが、直近3戦で2度目のノーポイントとなった。2位ラッセルは154ポイント、ハミルトンは147、ルクレールは108。コンストラクターズではメルセデスが333対255でフェラーリをリードしている。