ハンガリーGP 2025:ノリスが1ストップでピアストリを下し優勝
スタートで5番手に落ちたランド・ノリスが1ストップ作戦に切り替え、ハンガロリンクでオスカー・ピアストリを0.698秒差で抑えて優勝。ポールのルクレールは4位。
8月3日にハンガロリンクで行われたハンガリーGPは、ランド・ノリスがオスカー・ピアストリに0.698秒差をつけて優勝した。3番グリッドからスタートし、オープニングラップで5番手に後退したが、1ストップ作戦への切り替えが逆転につながった。3位はメルセデスのジョージ・ラッセル。ポールのシャルル・ルクレールは、最終スティントでフェラーリのペースが落ち、4位に沈んだ。
ノリスはどうやって1ストップで勝ったか
ルクレールはターン1でトップを守った。その後方でノリスはピアストリのアウトから仕掛けてはらみ、ラッセルとフェルナンド・アロンソに抜かれた。3周目には4番手に戻ったが、マクラーレンはすでに、上位勢と同じ2ストップでは前に出られないと判断していた。
そこでノリスはピットインを1回だけにとどめ、32周目にハードへ交換した。作業時間は1.9秒で、暫定ながら今季最速。残り38周を1セットで走り切る計算で、ピアストリとルクレールは2回ストップした。全員が最後のピットを終えた時点で、先頭はノリス、タイヤが新しいのはピアストリだった。
ピアストリは真後ろまで迫り、69周目に飛び込んだがタイヤをロックさせた。ノリスはそのままチェッカーまで抑え切った。グリーンフラッグでのフィニッシュとしては2025年最小の勝利差で、マクラーレンにとってはGP通算200勝目。この数字に到達していたのはフェラーリだけだった。
ルクレールの午後は逆の展開になった。ピアストリを0.026秒上回ってフェラーリ今季初のポールを獲得し、40周にわたってレースを支配していた。しかし2回目のピットストップ後、マシンはバランスとグリップを失い、無線で「運転できない」と訴えた。終盤にラッセルに抜かれ、その攻防での不規則な走行により5秒加算ペナルティも受けた。フェラーリはシャシーの問題を疑ったが、その夜の時点で明確な説明はなかった。
ブダペストのチームメイト対決
マクラーレン。予選ではピアストリがノリスを0.015秒上回り、日曜日はノリスが制した。我々の集計で2人の直接対決は予選7–7、決勝7–7。14戦を終えても、同じマシンは2人の差をまったく生んでいない。
フェラーリ。1台のSF-25がポール、もう1台は12番手。ルイス・ハミルトンはQ2で敗退し、自らを"まったく役立たず"と評して、フェラーリはドライバーを替えたほうがいいかもしれないとまで口にした。決勝はスタートと同じ12位、周回遅れで、ハンガロリンクでは15年ぶりの低い順位だった。F1 Duelsでのハミルトン対ルクレールは予選4–10、決勝2–11。
アストンマーティン。アロンソとランス・ストロールが3列目を独占し、その差はラップタイムの0.023%でアロンソが前。決勝でもアロンソが5位でチームに今季最高の結果をもたらし、ストロールは7位だった。アロンソは今季の予選で13–0、決勝で8–2とリードしている。
ザウバー。ガブリエル・ボルトレートはQ3に進出して7番グリッドから6位でフィニッシュ。ザウバーにとっては2007年以来のハンガロリンクでの最高位だ。ニコ・ヒュルケンベルグは18番グリッドからスタートし、フライングで5秒ペナルティを受けて13位。ルーキーは予選で8–6とリードし、2人の対決は決勝で5–5のタイとなった。
メルセデスでは、ラッセルの表彰台の一方で、Q2のベストタイムをトラックリミット違反で抹消されて15番グリッドからスタートしたキミ・アントネッリが10位に入った。このコンビはラッセルが14–0、10–0でリードしている。
タイトル争いへの影響
ピアストリは依然としてランキング首位だが、夏休み前の時点でノリスとの差は9点に縮まった。ノリスにとって今季5勝目、マクラーレンにとっては7度目の1-2フィニッシュだ。2人が両方の集計で並んでいる以上、タイトル争いは文字どおりのチームメイト対決になっている。週末のすべての判定はハンガリーGPの対決ページで確認できる。