F1 Duels
カタールGP 2025 · 2025年11月30日

カタールGP 2025:マクラーレンがステイアウト、フェルスタッペン優勝

7周目のセーフティカーでマクラーレンがピアストリとノリスをピットに入れず、フェルスタッペンがカタールGPを制した。ノリスは12点差でアブダビへ。

マックス・フェルスタッペンが3番グリッドからルサイルでのカタールGPを制し、オスカー・ピアストリに7.995秒差をつけた。勝負を分けたのは7周目、セーフティカー出動時にマクラーレンが2台ともコースにとどめた判断だった。3位はウィリアムズのカルロス・サインツ、ランド・ノリスは4位。フェルスタッペンにとって今季7勝目、通算70勝目で、タイトル争いは3人によるアブダビ決戦となった。

マクラーレンはなぜカタールGPを落としたか

ポールのピアストリが首位を守り、1周目の終わりにはDRS圏外に出ていた。フェルスタッペンは出遅れたノリスをターン1で抜き、ジョージ・ラッセルはターン2でワイドになって4番手から7番手に後退した。

7周目、ニコ・ヒュルケンベルグがピエール・ガスリーのアウト側から仕掛けて接触し、ザウバーは右リアタイヤを傷めてグラベルに止まった。スチュワードは処分を科さなかった。決定的だったのはタイミングだ。ピレリは各セットの使用を最大25周に制限しており、7周目は、ここでピットに入ればあと1回のストップでゴールまで走り切れる最初の周だった。マクラーレンを除く全チームが2台ともピットに入れた。

リスタートではピアストリとノリスが1-2だったが、まだ2回のストップが残っていた。3番手のフェルスタッペンは残り1回。チーム代表のアンドレア・ステラは後に、全車がピットインするとは予想しておらず、タイヤの劣化も過大に見積もっていたため、狙ったギャップは築けなかったと説明した。「正しい判断ではなかった」と認めている。

ピアストリが24周目、ノリスがその翌周にピットに入り、首位はフェルスタッペンへ。42周目の終わりに2回目のストップを終えたピアストリはレッドブルの17秒後方で戻り、その差を詰めることはできなかった。ノリスはターン14で大きく姿勢を乱し、最後のストップ後は5番手で、終盤はキミ・アントネッリのDRS圏内を走り続けた。ファイナルラップの1周前、アントネッリがターン10でリアを失い、ノリスが抜いて4位。フロアを傷めながら表彰台を守ったサインツとの差は0.65秒だった。

ルサイルのチームメイト対決

マクラーレン ピアストリはノリスとの対決で予選、決勝とも勝った。ノリスが最終アタックでターン2をはみ出し、ピアストリが0.108秒差でポール。日曜も2位でノリスの前だった。土曜のスプリントも彼の勝利。それでも当サイトの集計ではノリスが予選13–10、決勝12–9でリードしており、今回の戦略ミスで失ったものはピアストリの方が大きい。

メルセデス 予選ではラッセルが4番手、アントネッリが5番手と、またもラッセルが上回った。しかしラッセルはスタートで3つ順位を落とし、ピットでもタイムを失った。アントネッリは終盤のミスがありながら5位。ラッセルの6位は他車のパンクによるものだった。ルーキーには珍しい日曜日で、F1 Duelsでの直接対決はなおラッセルが予選20–3、決勝16–3でリードしている。

レーシングブルズ アイザック・ハジャーはリアム・ローソンより約0.3秒速い6番手で予選を終え、6位を走っていたが、終盤に左フロントタイヤがパンクしてレースを終えた。9位のローソンが決勝の対決を取った。このコンビはハジャーが土曜15–6、日曜10–7でリードしている。

ウィリアムズ 7番グリッドのサインツはセーフティカー中のピットストップでアントネッリの前に出て、そのまま今季2度目の表彰台をつかんだ。Q2敗退のアレックス・アルボンは11位。サインツは予選の対戦成績で13–10と逆転したが、決勝はアルボンが11–5でリードしている。

Q1で敗退した角田裕毅は、ハジャーのパンクで10位に入り最後の1点を手にした。フェルスタッペンは今季、当サイトが集計する19戦すべてで角田を上回っている。

タイトル争いへの影響

ノリスはフェルスタッペンに12点、ピアストリに16点の差をつけてアブダビに乗り込む。日曜の決勝前、フェルスタッペンとの差は22点だった。ステラはマクラーレンが今後もチームオーダーを出さないと話しており、2人は互いに争いながら、今季決勝でチームメイトに一度も負けていないレッドブルのドライバーとも戦うことになる。週末の全判定はカタールGPの対決ページで。

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