カタールGP 2024:フェルスタッペン優勝、ノリスはストップ&ゴーで失速
2024年カタールGPは2番グリッドのフェルスタッペンが優勝。ノリスは10秒ストップ&ゴーで2位を失った。表彰台はルクレールとピアストリ、ラッセルはまたハミルトンに先着。
マックス・フェルスタッペンが2番グリッドからルサイルでのカタールGPを制した。2位シャルル・ルクレールとの差は6.031秒で、セーフティカーが3度出動したレースの全周回をリードした。3位はマクラーレンのオスカー・ピアストリ。フェルスタッペンについていけた唯一のドライバー、ランド・ノリスは10秒のストップ&ゴー・ペナルティで2位を失い、10位に終わった。フェルスタッペンにとって2024年の9勝目で、ラスベガスで4度目のタイトルを決めてから8日後の勝利だった。
フェルスタッペンはどうカタールGPを勝ったか
フェルスタッペンは予選最速だったが、Q3でジョージ・ラッセルの前を不必要に遅く走ったとして1グリッド降格となった。影響はほとんどなかった。イン側を取り、ターン1の手前でメルセデスを抜き去ると、ノリスも続いてラッセルを3番手に押し下げた。
後方では早くも最初のセーフティカーが出ようとしていた。唯一ハードタイヤでスタートしたニコ・ヒュルケンベルグがロックアップしてエステバン・オコンに接触し、オコンはフランコ・コラピントに押し出された。アルピーヌとウイリアムズはその場でリタイア。同じオープニングラップでランス・ストロールがアレックス・アルボンをスピンさせ、のちに10秒ペナルティを消化したあとリタイアした。
レースが動いたのは30周目前後だ。アルボンのウイリアムズからミラーが外れてメインストレートに落ち、レースコントロールはレースを中立化せずイエローフラッグの提示にとどめた。バルテリ・ボッタスがそれを踏み、カルロス・サインツとルイス・ハミルトンが左フロントをパンクさせて、ようやくセーフティカーが出た。ピアストリはその直前にピットインしていたため不利を被り、リスタートでもルクレールに抑えられた。
そのリスタートでノリスはフェルスタッペンに並びかけたが、引いた。続いてセルジオ・ペレスがスピンして止まり、駆動を失ったと訴えた。さらにヒュルケンベルグがターン9のグラベルでハースを止め、3度目のセーフティカーとなった。この間にスチュワードは、イエローフラッグ下で減速しなかったとしてノリスに10秒のストップ&ゴーを科した。15番手、最後尾でコースに戻ったノリスは10位まで挽回し、ファステストラップの追加ポイントも手にした。ピエール・ガスリーはアルピーヌで5位に入った。
ルサイルのチームメイト対決
マクラーレン。予選ではノリスが3番手、ピアストリが4番手。勝者本人によれば、ノリスは第1スティントの間ずっとフェルスタッペンの約1.8秒後方につけていた。ペナルティにより決勝の対決はピアストリのものとなった。3位対10位だ。2人の直接対決は我々の集計で、土曜が19–4、日曜が15–8で依然ノリスがリードしている。
メルセデス。ラッセルはスタートで2つ順位を落とし、最初のピットストップにも時間がかかって11番手まで後退した。それでも4位まで巻き返し、セーフティカー中の違反で受けた5秒ペナルティでも順位は変わらなかった。ハミルトンはフライングで5秒ペナルティ、パンク、そしてピットレーン速度違反でドライブスルーと散々だった。マシンを止めたいと申し出たが却下され、12位でフィニッシュ。F1 Duelsではメルセデスのチームメイト対決でラッセルが予選18–5、決勝13–6とリードを広げた。
フェラーリ。ルクレールは2日ともサインツを上回った。グリッドは5番手対7番手、決勝は2位対6位。ただし日曜の差を決めたのはパンクだった。チームメイトとして最後のシーズン、ルクレールが対戦成績で14–8、13–7とリードしている。
ザウバー。周冠宇はボッタスより1つ前の12番グリッドからスタートし、8位でフィニッシュ。23戦目にしてチームに今季初ポイントをもたらした。ボッタスは11位。周が今季予選でボッタスに勝ったのはまだ3度目で、この2人の対決はボッタスが20–3、12–8でリードしている。
ペレスのリタイアにより、我々が集計対象とするレースでのレッドブルの決勝成績は、フェルスタッペンの19–0のままだ。
コンストラクターズタイトル争いへの影響
ドライバーズタイトルはすでに決着している。コンストラクターズはまだだ。フェラーリはマクラーレンより9点多く稼ぎ、差を21点に縮めた。アブダビにはまだ44点が残っている。マクラーレンはカタールで1998年以来のコンストラクターズタイトルを決められたが、それを阻んだ最大の要因はノリスのペナルティだった。この夜のすべての判定はカタールGPの対決ページで見られる。